一つはパソコンの目新しさだろうか。
当時、自宅にパソコンがあるというと珍しがられたものだった。
ついでに父の方針で最初から家族全員が自由にパソコンを使える環境であった。
その上、新しいパソコンを買うことになった。
当然、古いパソコンが余り、私の部屋に置くことになった。
きっと、それが嬉しかったのだろう。
毎日のようにパソコンの電源を入れていた気がする。
使いこなせるわけでもないのに。
次に考えたのが、操作に慣れる事。
キーボードに慣れるにもチャットは役に立ったと思う。
会話に遅れないように必死で文字を追っていたから。
そんなこんなしているうちに不思議と現実のお喋りも好きになってきた。
文字でも言葉でも会話のやり取りの楽しさは変わらないんだろうね。
ただ、それまでがお喋りになれていなかったからチャットの方が入りやすかったのかな?
ネットだと色んな年代の人とお喋りできるのも楽しかったなぁ。
普通に生活してると年代の違う人とは出会えないもんね。
学校はみんな同じ歳だし。
色んな年代で色んな考え方を話すのが楽しかったかな。
だから、もし今、人と接するのが苦手な人がいたらチャットはオススメ。
文字だから即答しなくてもいいしね。
少し考えながら文章を作れるから。
会話のリハビリのつもりで。